パパも子育てをしないと損する話

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子育て中のママはストレスでいっぱい!パパにも少しでもいいから子育てに参加してほしいと思っているママがほとんどだと思います。そんな子育てを独りで頑張っているママへと一日中仕事をするパパへ贈る、パパを子育てに参加させる方法と、パパが子育てに参加しないと損する話をしたいと思います。これを実践すれば、良識あるパパなら自ら喜んで子育てに参加してくれます!そしてさらに、夫婦仲がうまくいっていないと思うパパにも贈ります。断言します、子育てにパパが参加しないと、必ず損をしますので、一読してみて下さい。

お互い相手を知るのが大事

僕は3児の子供を授かって、夫婦で協力して子育て中のパパです。世の中のパパがどれくらい子育てに参加しているかわかりませんが、一般的な家族の構図としてとして、パパがメインで仕事をして、ママが子育てとパート的な仕事を両立している家庭は多いのではないでしょうか。

まずはパパとママお互いが相手を知る必要があります。基本的に相手が昼間している事はお互いに見えません。見えないからお互い意識のズレが生じ、せっかく二人共頑張っているのに、夫婦仲に違和感が生じるのです。

まずはママへ向けて、敵の(パパのw)思考回路をから理解しましょう。そこで一般的な家族のパパの思考回路を説明します。ひとまずグッとこらえて最後まで読んでください。

パパの思考回路

パパは基本的に平日毎日、朝から晩まで仕事へ行きます。一日中外で仕事をするといろんなストレスを受けます。上司とのやり取り・同僚とのストレス・そしてクライアントへ頭を下げて謝ったり、仕事の成績は思ったように伸びず大変です。これが毎日、イヤ一生続くのです。この「一生」というところがポイントで、案外ママが見落としているのが、「一生働かないといけない」と思うストレスというのは計り知れないものがあるものです。

でもパパはこんなストレスも家族の為と思いグッとこらえて働いています。働いて帰ってきてパパは当然心身ともに疲れています。おそらくパパの理想形としては、キレイに掃除された家に帰って子供を寝かしつけた奥さんが笑顔で迎え、美味しい手料理を食べてキレイなお風呂に入って、テレビを見ながらビールを飲んで明日の仕事に備えてしっかり寝る、仕事するには睡眠も大事なんだ!と、まぁこんなとこではないでしょうか。

小さな子どもがいる奥さんからしたらまず無理な話ですね。でもパパの頭の中では、俺は一日中仕事をしているから、家にいる奥さんが家事子育てをして当然だろう、子育てで忙しいって言うけど、家の掃除して食事を作って子供を寝かせるのに、3時間もあればできるだろう。。。ママからしたら「子育てを舐めてんじゃねーぞタコ助」と思うでしょう。これも相手が昼間している事が見えないから生じる誤解ですね。でもママもパパがしている仕事やストレスが見えていないのも事実です。つまり、まずはパパの気持ちを理解するところから始めないといけないのです。

パパが子育てに参加しないと損する

そして次にパパが子育てに参加しないと損するという話です。損をする要素はいくつかあります。まずひとつは、世の中のパパさん、子供ってかわいいですよね?でも仕事で疲れて、子育てはイヤですよね?しかし考えてみて下さい。子供の心理として、毎日喧嘩しながらも子供に接しているママと、週末しかまともに接する事ができないパパとどっちが「心の底から信頼ができるか」。

パパが好きというのと子供の信頼は別の話

パパは週末遊んでくれるから、パパが好きっていう子供は多いかもしれませんが、でも子供が心の底から信頼しているのはやっぱりママの方です。子供にもパパが普段している仕事は見えません。いくら外での仕事を頑張っている話をしても子供には理解できません。自分の母親と父親を想像してみて下さい。どっちを心のそこから信頼していますか?おそらく母親の方を信頼している人の方が多いのではないでしょうか。

それは当然、ママの方が圧倒的に長い時間子育てを通して子供と接してきました。特にに3歳までの間にたくさん抱っこして、たくさん世話してあげる事でこれから50年の子供との絆が変わるといっても過言ではないでしょう。

実際子育てで得をしてるのはママ

そうです、子供が大人になった時本当に信頼を得ているのはママなのです。これはママも心に留めてほしいのですが、日々やっている子育ては大変ですが、パパより大きなものを得ている事に気づいて下さい。子供の信頼というのは将来とても大切な事です。

しかしパパが子育てに参加する事で、子供の信頼も変わります。パパが朝、子供のおむつを変えるだけでもやってみて下さい。そして何よりママが独りで子育てする事がどれだけ大変か理解するのが大切です。では次に、何が大変なのかをわかりやすく説明します。

ママの子育ては何が大変なのか?

ママは毎日子供の世話をしますが、この子供がコントロールが効かないから大変なんです。パパの仕事も大変なのですが、自分である程度コントロールできます。一日のスケジュールを考えて準備して、会議に出て、クライアントに電話してアポをとって。

でもママの子育ては予定どおりにコントロールができません。当然ママも頭の中では予定を立てます。しかし子供は言うことを聞かない生き物です。ミルクや食事も思うように食べてくれず、何か機嫌がわるい事があればすぐに大泣きします。そして子供が小さいうちは、何が原因で泣いているのか判断するのがとてもむずかしいのです。一日中泣いている事もあります。これがどれだけママのストレスになるか体験しないと理解できません。買い物をして掃除をしてご飯を作って、予定を立てても子供がいると予定どおりには行かないのです。

自分の意思でコントロールできない事がどれだけストレスになるかを想像して下さい。自分の部下が、何かあればすぐに大泣きする。クライアントとの打ち合わせまでに部下にお願いした資料が、落書きのような絵が書いてあるだけw。急いで自分で資料を作っていたら、部下がパソコンの電源を抜く。。。さらに気づいたら部下がすぐにおしっこを漏らしているし、部下の様子がおかしいから熱を測ったら39度の熱があり急いで病院へ連れて行く。。。

極端な例え話ですが、ママは毎日こんな状態です。スケジュール通りにいかないのが子育てなのです。だからパパが家に帰って、掃除されたキレイな家で、笑顔でママが出迎えるなんて、かなり難しい話なのです。

パパの子育て参加は一歩ずつ

そこでパパが朝少し早く起きて、子育てを手伝う。これをやるとまずママの気持ちがとても楽になります。物理的なものもありますが、なによりパパが協力してくれるという心理的な部分がとても大きいのです。あれだけストレスいっぱいの子育てを独りでやるというのがとても大きな心の負担になることをパパは理解してください。ストレスだけで言うと、パパの外の仕事のストレス以上のストレスがかかっている事も理解しないといけないでしょう。

そしてママのストレスが減ると夫婦仲が良くなります。これは本当に体験してわかりました。逆に言うとパパは自分の為と思って子育てをしてもいいと思います。子育てを手伝う事で、ママの気持ちは楽になり、料理も一品多くなるかもしれませんw。心のゆとりは、生活のすべてを好転させ、夫にもやさしくできるというものです。

パパの育児に完璧を求めてはいけない

そこで次にママです。パパがもし、子育てを手伝ってくれた時に、完璧を求めてはいけません。ママは毎日一日中子育てをしていますが、パパはずっとではないので、子育てに慣れていません。おむつを変えるのも、ご飯を与えるのもパパがママより下手なのは当然です。それを否定してはいけません。せっかく子育てを手伝ってくれるパパの気持ちの方を優先してください。せっかく協力してくれてもダメ出しされては心が折れてしまいます。そして子育てに協力するのもやめてしまいます。パパも少しずつ上手になるので、そこは気長に待ってあげてください。

当たり前と思ってはいけない

そしてパパが子育てを手伝ってくれるようになると、ママはだんだんそれが当たり前に思ってきます。これが悪い方向に向います。あくまでパパの本業は外の仕事。パパの仕事があってメインの収入が入り家庭は成り立っています。そして子育て中の時期はママの本業は子育てです(もちろん逆の家庭もありますが)。パパが手伝ってくれるのを当たり前に思っていると、たまに手伝わない時に、ママは今度はそれに腹がたってきます。いつも手伝ってくれるのに。。。するとパパもそれがイヤになってきます。これだとお互い悪循環です。パパは、本業の仕事とは別に子育てに協力してくれているのです。職種にもよりますが、逆にママはパパの本業の仕事を手伝う事はなかなか出来ません。だったらせめて、パパの子育てに感謝の気持ちをもつだけでもいいのです。

夫婦円満の為に一番大切な事

そして最後に一番大事な事が、お互い相手がしてくれている仕事がとても有り難いと思う事であり、それを口に出して感謝に気持ちを伝える事です。何事も思っているだけでは伝わらない。お互いの労をねぎらう言葉が大切です。「いつも子育てありがとう」「いつも外のお仕事ありがとう」

ちゃんと口に出して感謝を伝えて、そして相手の仕事を少しでも手伝い、見えない相手の仕事をお互いが理解する事が、夫婦円満・家族円満の秘訣であり、夫婦円満が子供の為に最も大切な教育ではないでしょうか。